社長メッセージ

システムパートナーとして

180年以上の歴史を持つ、ドイツ ビー・ブラウングループの日本法人として1987年に設立されたビー・ブラウンエースクラップ株式会社。 設立当時も今も、「医療従事者の皆さまの信頼のパートナー」であり続けたいという信念は変わりません。

近年、わたしたちを取り巻く環境は、大きく様変わりしています。 すぐ目の前にある超高齢化社会、少子化に歯止めはかからず、医療経済を圧迫しています。 一方、テクノロジーは進化を続け、医療技術は向上し、新しい治療の選択肢も増えました。 目まぐるしい変化の中、医療機器メーカー/サプライヤーに求められることもまた、変化してきているのではないでしょうか。

単に、よい製品とサービスをお届けするだけではない何か。 それは一体何なのか、何が出来るのか、わたしたちは常に考えています。

医療機器のみならず、薬剤、栄養剤、輸液に至るまで多岐に渡る製品を開発・製造するビー・ブラウングループならではの豊富な知識や経験を、わたしたちのモットーである「Sharing Expertise(専門知識の共有)」の実践を通じて、医療従事者の皆さま、パートナーの方々、行政の方々…あらゆるステークホルダーの皆さま方と共有し、日本や世界の医療の発展に貢献すること。 ビー・ブラウングループの重要な製造拠点のひとつである栃木工場から、栃木発の局所麻酔針を日本初め、世界の市場にお届けすること。 そして、日本特有の細やかな製造技術とビー・ブラウングループのノウハウやアイディアとを融合させ、グローバルネットワークを活用して、日本および世界の人々の健康のために役立てること。

それは、製品やサービスを介したお客様との「接点」に始まり、その多くの「点」をつなげて線にするという、新たなビジネスの形なのだと思います。 

ビー・ブラウンエースクラップ株式会社は、多くの診療領域に渡る、多様な製品と製品に関する幅広い知識を持っています。 

さらにグループが持つ経験や知見も加え、ヨーロッパ、とりわけドイツが主導して行っている新しい医療への取組みを、日本へご紹介することも、私たちだからこそ出来ることだと考えています。 例えば、手術器械の効率的な運用や感染管理、疼痛マネジメントによる術後の患者様の早期離床・社会復帰実現へのご提案などは、多くの病院が抱える経済的な問題への新たなソリューションでもあります。 このように、様々な角度から現在の医療を考えるアプローチが可能です。 

医療従事者を初めとするステークホルダーの皆様との対話を大切に、さらなるソリューションの創出へつないで行く -- 「信頼のパートナー」から、その一歩先を行く「信頼のシステムパートナー」として、ビー・ブラウンエースクラップはこれからも、日本と世界の人々の健康のために貢献してまいります。

 

代表取締役  藤原 武志