創傷治癒に影響を及ぼす因子の特定
創傷治癒を妨げる因子を特定し、排除することは、創傷の治癒に欠かせない基本的なステップです。 慢性創傷は、創傷の内部の状況(局所的因子)だけでなく、患者の全身状態(全身性因子)によっても影響を受けます。 ゆえに創傷治療では、常に総合的な治療アプローチが求められるのです。
| 局所的因子 | 全身性因子 |
| 細菌の定着 | 心臓血管疾患 |
| フィブリンコーティングおよび壊死 | 神経障害(糖尿病) |
| 創感染 | 代謝性疾患 |
| 創傷の衛生状態不良 | 低栄養状態 |
| 血液の供給不良 | 投薬(例:ステロイオド) |
| 低酸素飽和状態 | 免疫活性剤 |
| 破片、残骸 | 高齢 |
| 圧力 | 喫煙 |